Bal D’Afrique（バルダフリック）/ BYREDO（バイレード）

香水レビュー

2024.11.27

基本情報

香水名	Bal D’Afrique（バルダフリック）
ブランド名	BYREDO（バイレード）
発売年	2009年
種類	ユニセックス
調香師	Jérôme Epinette

香りの構成

トップノート：マリーゴールド、レモン、カシス、ベルガモット、オレンジフラワー
ミドルノート：スミレ、シクラメン、ジャスミン
ラストノート：ベチバー、アンバー、ムスク、シダーウッド

タイプ	ウッディータイプ
キーノート	アンバーノート

パリとアフリカ文化の融合が日記に綴られて

この作品は、ベン･ゴーラム(Ben Gorham)が父親の古い日記よりインスパイアされたウッディタイプの香りです。

そこに記録されていたのは、アフリカの文化や芸術、音楽、そしてダンスに熱狂する1920年代後半のパリが記されている。パリのアバンギャルドとアフリカ文化が融合した、情熱的でロマンティックなライフスタイルを表現。トップからスミレのパウダリックな香りに導かれ洗練されたフローラルの香りがパリの雰囲気を。そこにはマリーゴールドやベルガモットの明るさのある香りが、ダンスや音楽に熱狂する情熱的なアフリカ文化を楽しんでいる様子を感じられます。時間が経ってから、ベチバーの香りがベースにあると気付かされ、心地よくライフスタイルの余韻を楽しみながら日記を読み返している様を演出しているかのようです。品がありながらも奥底にはアフリカ文化を楽しんでいるような明るさも感じられる。トップの印象と時間が経ってからの印象が異なります。

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香水
コンシェルジュ

つけたては、フローラルシトラス調の香りが強いなっと思いますが、それは、当時のライフスタイルにのめり込み、時間が経つにつれ、日記を楽しんでいる情景が感じられるのが、ウッディアンバー調の香りです。

ブランドについて

BYREDO（バイレード）

スウェーデン、ストックホルムにてベン･ゴーラム(Ben Gorham)が2006年「バイレード」創立。伝統的なクラフトマンシップと上質な原料にこだわり、スウェーデンで生産されている。創設者ベン･ゴーラムは美術大学卒業後、調香師のピエール・ウルフとジェローム・エピネットに出会ったことがきっかけとなり、香水に魅了され、専門的に学ぶことなく香水業界に入り、数々の香水を生み出します。ブランド名は、BY REDOLENCE（芳香によって）からの造語でベン・ゴーラムの記憶や想像の世界が香りのコンセプトとなっています。現在は香水だけでなくキャンドル、ボディケア、ハンドクリーム、石けんなど豊富な商品を展開しているラグジュアリーフレグランスブランドです。2017年夏より、ブランド名をバレード(BYREDO)からバイレード(BYREDO)に変更しているそうです。