目次
- 1|すべては「本物のエレガンス」から始まった
- 2|原点回帰と時代適応のあいだで
- 3|完成しないことが、完成である
- 4|香りは、最も感覚的なブランド言語
- 5|なぜグッチには「凛タイプ」が多いのか
- 6|まとめ ― GUCCIという問い
- 香水一覧
1|すべては「本物のエレガンス」から始まった
― ブランドの起源と哲学 ―
グッチは1921年、イタリア・フィレンツェにてグッチオ・グッチによって創業されたラグジュアリーブランドである。
創設者グッチオは、若き日にロンドンの最高級ホテル「サヴォイ・ホテル」で働き、英国貴族や上流階級の振る舞い、所作、持ち物から「本物のエレガンス」を学んだ。その経験が、後のグッチの美学の核となる。
彼が掲げた理念は、
「最上の伝統を、最上の品質で。過去の良きものを、現代に映す」
というものであった。
この哲学は、単なる高級品ではなく、品格・機能美・職人技・歴史への敬意を内包したものづくりとして受け継がれていく。
2|原点回帰と時代適応のあいだで
― 伝統と革新の物語 ―
グッチは当初、上質な革製品を中心に、乗馬文化に由来するモチーフや、戦時下の素材不足から生まれた「バンブーバッグ」、緑・赤・緑のウェブストライプなど、数々の象徴的なアイコンを生み出してきた。
やがてハリウッドスターや王族に愛され、「エレガンスと洗練」の代名詞となる一方で、80年代以降は一族の内紛や経営危機によりブランド価値が揺らぐ時代も経験する。
1990年代にはトム・フォードがセクシーで挑発的なイメージへ刷新し、
2000年代にはフリーダ・ジャンニーニがクラシック回帰を行い、
2015年以降はアレッサンドロ・ミケーレがジェンダーフルイドで装飾的な世界観を打ち出した。
このようにグッチは常に、
「原点回帰」と「時代適応」のあいだを行き来しながら生き延びてきたブランドである。
3|完成しないことが、完成である
― 揺れ続けるブランドという魅力 ―
グッチの魅力は、一貫性よりもむしろ、揺れ、迷い、変化し続けてきたことそのものにある。
常に問い続けているのは、
「伝統とは何か」
「今の時代にとってのエレガンスとは何か」
「どうすればこの美意識は生き残れるのか」
という根源的な問いである。
それはときに泥臭く、必死で、戦略的で、時に失敗もする。
しかしその試行錯誤の積み重ねこそが、グッチを“物語を持つブランド”にしている。
4|香りは、最も感覚的なブランド言語
― フレグランスから見るグッチの変遷 ―
香水もまた、グッチの変遷を映すメディアである。
2000年以前の「エンヴィ」「ラッシュ」などは、上品さと官能性を併せ持つ、どこか気品のあるセンシュアリティを感じさせる香りだった。それは若い世代にも届きながら、「大人の余裕」や「育ちの良さ」を感じさせる香りでもあった。
一方、近年のグッチの香水はより数が増え、よりモダンで、よりポップで、より若い世代向けの印象が強い。これは装飾的で自由な世界観を打ち出したミケーレ時代の美学と強く連動している。
つまり香りは、グッチの美意識の変遷を最も感覚的に体験できる存在なのだ。
香りは単なる「良い匂い」ではなく、グッチのブランド哲学を映し出す最も個人的で時代性の強い言語である。香りを選ぶという行為は、その人自身の価値観や生き方を反映し、社会や時代と静かに対話する行為でもある。
5|なぜグッチには「凛タイプ」が多いのか
凛タイプとは、現代を生きる男女の力強さとモダンな感性を象徴する香りのタイプである。
芯のある生き方を持ちながらも、時代の流れやトレンドを自然に捉え、常に「今」を更新し続けるような自立した人物像を想起させる。
強さとは誇示するものではなく、静かに内側に宿るもの。
凛タイプの香りは、華やかさや甘さに寄りすぎることなく、洗練と透明感、知性と個性のバランスによって存在感を放つ。
その佇まいは、流行に流されるのではなく、流行と対話しながら自分の輪郭を保つ姿。
だからこそこのタイプは「凛」と名づけられている。
そんな凛タイプがグッチに多いのも自然なことである。グッチはクラシカルなエレガンスを守るだけでなく、それを常にモダンに解釈し直してきたブランドだからだ。
なかでも〔ザ・アルケミスト ガーデン〕は、その精神を最も純粋なかたちで体現したシリーズであり、現代を生きる人々に捧げられた香水だと言っても過言ではない。
6|まとめ ― GUCCIという問い
私たちが触れている現在のグッチは、創業者が思い描いた「最上の伝統を、最上の品質で体現する上品でエレガントな世界」とは、少し距離があるかもしれない。
しかし、
「伝統をどう生かすか」
「どう現代に残すか」
という問いだけは、ずっと変わらず存在している。
その問い続ける姿勢こそが、グッチというブランドの本質であり、唯一無二の魅力である。
GUCCIとは、完成された美ではなく、探し続ける美である。
その迷いと進化の物語こそが、グッチを魅力的にしている。
香水一覧
| 年 | シリーズ | 商品名 | ヨミ | Type | 性別 | 調香師 | 女性 | 男性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1997 | エンヴィ | ENVY | エンヴィ | フローラル | レディース | Maurice Roucel | 凛 | |
| 2010 | ギルティ | GUILTYGUILTY | ギルティ | フローラル | レディース | Aurelien Guichard | 凛 | |
| 2011 | ギルティ | Guilty Pour Homme | ギルティプールオム | アロマティック | メンズ | Jacques Polge | 澄 | |
| 2017 | ギルティ | Guilty Absolute | ギルティアブソリュートプールオム | ウッディ | メンズ | Alberto Morillias | 紬、雅 | |
| 2017 | ブルーム | GUCCI BLOOM | グッチ ブルーム | フローラル | レディース | Alberto Morillas | 煌 | |
| 2018 | ブルーム | BLOOM NETTARE DI FIORI | ブルーム ネッターレ ディ フィオーリ | フローラル | レディース | Alberto Morillas | 煌,紬 | |
| 2019 | ギルティ | Guilty Cologne pour Homme | ギルティコロンプールオム | アロマティック | メンズ | Alberto Morillias | 澄,凛 | |
| 2020 | ブルーム | BLOOM PROFUMO DI FIORI | ブルーム プロフーモ ディ フィオーリ | オリエンタル | レディース | Alberto Morillas | 煌 | |
| 2020 | ギルティ | Guilty Pour Homme | ギルティプールオム | フローラル | メンズ | - | 凛,紬 | |
| 2021 | フローラ | Flora Gorgeous Gardenia | フローラ ゴージャス ガーデニア | フローラル | レディース | Alberto Morillas, Honorine Blanc | 萌 | |
| 2025 | ギルティ | GUCCI GUILTY ABSOLU DE PARFUM POUR HOMME | グッチ ギルティ アブソリュ ド パルファン プール オム | ウッディー | メンズ | - | 凛,紬 |
エンヴィシリーズ
1997年|ENVY(エンヴィ)
| 種類 | レディース/Eau deToilet |
| 調香師 | Maurice Roucel |
タイプ:フローラルタイプ /キーノート:グリーンノート、ウッディノート
- 香りの構成:
- トップノート:パイナップル、フリージア、マグノリア、ピーチ、ベルガモット
- ミドルノート:スズラン、ジャスミン、スミレ、イリス、ローズ
- ラストノート:ヒヤシンス、サンダルウッド、ホワイトムスク、オークモス、シダーウッド
「ENVY」。羨望(せんぼう)の意味。それは羨ましく思うこと。ジャスミン とヒヤシンスを特徴としたほんのりグリーンを効かせたフローラルタイプの香り。ベースにはしっかりとオークモスの香りを漂わせ、清潔感と凛とした印象を与えます。
美意識タイプ:凛(RIN)タイプ
ギルティシリーズ
グッチ ギルティ(GUCCI GUILTY)シリーズは、「罪の意識」という挑発的なテーマを通して、自由で型にはまらない愛と欲望を表現したフレグランスコレクションです。社会の規範や固定観念に縛られない、現代を生きる男女に向けた香りとして誕生しました。
香りはセンシュアルで大胆、官能性と洗練を併せ持ち、「罪悪感」という言葉が象徴するタブーや誘惑をポジティブな自己表現へと転換しています。
ボトルにあしらわれたインターロッキングGのモチーフは、1953年に創業者グッチオ・グッチの死後、息子アルド・グッチによってデザインされたグッチの象徴です。交差するGのフォルムは、調和と支配、伝統と革新、欲望と理性といった二面性を表現し、ギルティの世界観とも深く結びついています。
ギルティシリーズは男女ともに展開され、時代の価値観や愛の形の変化とともに進化を続けながら、新しい解釈の香りを発表し続けています。ギルティは単なる香水ではなく、「自分らしい欲望を肯定する」という現代的なメッセージを持つシリーズ
2010年|GUILTY(ギルティ)
| 種類 | レディース/Eau deToilet |
| 調香師 | Aurelien Guichard |
タイプ:フローラルタイプ /キーノート:スパイシーノート
- 香りの構成:
- トップノート:ベルガモット、ベイローズ、マンダリン
- ミドルノート:ジャスミン、カシス、リラ、ゼラニウム、ピーチ
- ラストノート:パチュリ、アンバー、ムスク、バニラ
グッチより2010年に発売されたギルティ。フレッシュでフェミニン。モダンでセクシーな香りを軽やかで繊細に仕上げられた、ロマンティックな香りです。ほんのりスパイスを効かせた、パチュリ、アンバー、ムスクが深みを出しロマンティックな印象を演出してくれます。
美意識タイプ:凛(RIN)タイプ
2010年|Guilty Pour Homme(ギルティプールオム)
| 種類 | メンズ/Eau deToilet |
| 調香師 | Jacques Polge |
タイプ:アロマティックタイプ /キーノート:シトラスノート
- 香りの構成:
- トップノート:ラベンダー、レモン
- ミドルノート:オレンジフラワー
- ラストノート:パチュリ、シダーウッド、バニラ
新たな世代の香水好きの自由な精神を体現しています。個性的でありながら自然に香る、男女問わずお使いいただけるユニセックスな香りを創作。
香りは、レモンとラベンダーの組み合わせが清涼感を与えます。ラベンダーを効かせながらも明るいオレンジフラワーの香りが爽やかさを残しながらも広がりシダーウッドとパチュリが男性らしい力強さを感じさせます。透明感のある爽やかな香りがユニセックスな印象を残しながらも、ラストノートの力強さが落ち着いた印象へ導きます。
美意識タイプ:男性:澄(SUMI)タイプ
2017年|Guilty Absolute(ギルティアブソリュートプールオム)
| 種類 | メンズ/Eau de parfum |
| 調香師 | Alberto Morillias |
タイプ:ウッディータイプ /キーノート:レザーノート
- 香りの構成:
- トップノート:レザー
- ミドルノート:パチュリ、サイプレス、ヒノキ
- ラストノート:ウッディノート、ベチバー
ウッディノートを革新的に表現し、どこまでも自由な男性を表現した作品です。皮革職人としてのブランドのルーツにオマージュをささげるレザー調の香りと、天然のアラスカヒノキから抽出した新しい香料を組み合わせたウッディタイプの香りです。
トップからパチュリのコクのある香りが穏やかに深く広がります。次第にレザーの香りがだんだんと感じられ、パチュリから一気にレザーの香りに移り変わります。そしてレザーの香りがヒノキに移り変わり、香りを変化を楽しみながらも自然な落ち着いた香りが楽しめるようです。調和のとれたナチュラルなウッディの香りを楽しみたい方に。
美意識タイプ:男性:雅(MIYABI)タイプ,紬(TSUMUGI)タイプ
2019年|Guilty Cologne pour Homme(ギルティコロンプールオム)
| 種類 | メンズ/Eau de Toilet |
| 調香師 | Alberto Morillas |
タイプ:アロマティックタイプ /キーノート:パウダリーノート
- 香りの構成:
- トップノート:ベルガモット、ローズマリー、ジュニパーベリー
- ミドルノート:スミレ、ヘリオトロープ、サイプレス
- ラストノート:パチュリ、ホワイトムスク、シダーウッド
大胆で男性らしいフレグランスを創作。インスピレーションの源は、1690年、イタリアの香水の歴史においての初めてコロン。コロンを考案したのはミラノ在住の香水商Jean Paul Feminis(ジャン・ポール・フェミニス)。フィレンツェの修道士たちが作ったオリジナルのフレグランスをブレンドしたものでした。そこにインスパイアされたグッチのクリエイティブディレクター、アレッサンドロ・ミケーレは、マスター調香師アルベルト・モリヤスによって、その由緒あるコロンの香りにイタリアの柑橘類の爽やかな香りで現代的なアレンジが加えられました。
香りは、ベルガモットの穏やかさと爽やかさを兼ね揃えた香りにローズマリーとジュニパーベリーのすっきりとした香りをほのかにのせた意外と優しい香り立ちから始まります。ほんのりパウダリックとムスクが全体を優しく包む混むように心地よい香りに仕上げられています。
美意識タイプ:男性:澄(SUMI)タイプ,凛(RIN)タイプ
2020年|Guilty Pour Homme(ギルティプールオム)
| 種類 | メンズ/Eau de Parfum |
| 調香師 | – |
タイプ:フローラルタイプ /キーノート:ウッディーノート
- 香りの構成:
- トップノート:バルサミコ酢、チリペッパー、ローズ、ソルト
- ミドルノート:ネロリ、オレンジフラワー、ラベンダー
- ラストノート:シダーウッド、パチュリ
ForeverGuilty(直訳すると永遠の有罪)というテーマのもとに自己表現をたたえるオリジナル「グッチ ギルティ プールオム」のコンセプトを受け継ぐオードパルファム。ローズの優しく広がる香り立ちから入り、ソルティな印象を感じられるとチリペッパーのスパイシーな香りが軽やかさを演出してくれるように瑞々しさを残しながらすっきりとした印象が特徴的。調和のとれた香りは、瑞々しさを残しながらもラベンダーやシダーウッドのメンズ調の香りの組み合わせが広がりモダンな男性像を連想させます。ソルティな印象がアクセントになっているので、デイタイム。夏などに男性をすっきりとした優しい香りで包んでくれそうです。
美意識タイプ:男性 凛(RIN)タイプ,紬(TSUMUGI)タイプ
2025年|GUCCI GUILTY ABSOLU DE PARFUM POUR HOMME(グッチ ギルティ アブソリュ ド パルファン プール オム)
| 種類 | メンズ/Eau de Parfum |
| 調香師 | – |
タイプ:ウッディタイプ /キーノート:アンバーノート
- 香りの構成:
- トップノート:ラム、ビターアーモンド、オレンジフラワー
- ミドルノート:ラブダナムレジノイド、トンカマメ、レッドチリペッパー
- ラストノート:バニリン、レザー、ベンゾインレジノイド
#ForeverGuiltyというテーマのもとに自己表現をたたえる香り、〔グッチ ギルティ プールオム〕のコンセプトを受け継ぐオードパルファム。
グッチの新しいギルティ シリーズは、洗練されたアートを表現
纏う人を洗練された親密な空間へと誘う。濃厚なウッディアンバーの香りが特徴。
香りは、レザーのなめらかさにスパイシーをのせて、ラムとバニラでコクと深みを味付けしたような甘く深い大人の魅力を演出してくれます。
時間がたつとバニラが肌を包み込むような男性の包容力を演出しているかのような作品です。
美意識タイプ:男性 凛(RIN)タイプ
ブルームシリーズ
グッチ ブルーム シリーズは、2017年に誕生したグッチのフレグランスラインで、「女性が自分らしく生き、花のように開花すること」をテーマにしたコレクションです。
このシリーズは、当時のクリエイティブ・ディレクターであったアレッサンドロ・ミケーレが、初めて100%クリエイションを手がけたフレグランスとしても知られています。彼の描く“レトロフェミニン”で幻想的な世界観を、調香師アルベルト・モリヤスが香りとして表現しました。
香りは、チュベローズのアブソリュートやジャスミンのつぼみといった白い花々を中心に、南インド原産の色が変化する神秘的な花「ラングーン・クリーパー」を組み合わせた、リッチでクリーミーなフローラルノートが特徴です。現実と幻想、都会と自然が溶け合うような“夢の庭園”を思わせる香りに仕上がっています。
陶器のような質感を持つレトロピンクのスクエアボトルは、香りの世界観を視覚的にも表現しており、ミケーレの美意識が細部まで反映されています。
グッチ ブルームは、単なるフローラルフレグランスではなく、「フェミニニティの再定義」と「自己表現の自由」を象徴する香りとして、現代の女性に向けたメッセージを持つシリーズです。
2017年|GUCCI BLOOM(グッチ ブルーム)
| 種類 | レディース/Eau de Parfum |
| 調香師 | Alberto Morillas |
タイプ:フローラルタイプ /キーノート:フローラルノート
- 香りの構成:
- トップノート:オレンジ、グリーンノート
- ミドルノート:ジャスミンサンバック、チュベローズ、イリス、ハニーサックル
- ラストノート:サンダルウッド、バニラ
2017年に発表された作品「グッチ ブルーム」は、その名の通り、花々が満ち溢れた美しい庭園の豊かな香りを表現しています。まろやかで濃厚なチュベローズを特徴とした作品は幻想的なニュアンスをもたらしながらも、女性らしさを演出してくれます。
美意識タイプ:煌(KIRA)タイプ
2018年|BLOOM NETTARE DI FIORI(ブルーム ネッターレ ディ フィオーリ)
| 種類 | レディース/Eau de Parfum |
| 調香師 | Alberto Morillas |
タイプ:フローラルタイプ /キーノート:フルーティノート
- 香りの構成:
- トップノート:ローズ、ジンジャー
- ミドルノート:チュベローズ、ハニーサックル、ジャスミン
- ラストノート:パチュリ、ムスク、オスマンタス
「GUCCI BLOOM」シリーズの物語の最終章を飾る香りとして2018年に発売されたBLOOM NETTARE DI FIORI。ミステリアスでありながらも親しみやすい女性たちの官能性や自信、伝統にとらわれない真の個性を表現しています。
オリジナル「GUCCI BLOOM」を咲き誇る花々のパワフルで豊かな香りをしっかりと描いた作品。 チュベローズとオスマンサスが生み出す柔らかいミステリアスな香りが特徴的なフローラルの香りです。 広告プロモーションは、トップフォトグラファー、グレン ルッチフォードが幻想的で女性らしさを表現しています。
美意識タイプ:煌(KIRA)タイプ,紬(TSUMUGI)タイプ
2020年|BLOOM PROFUMO DI FIORI(ブルーム プロフーモ ディ フィオーリ)
| 種類 | レディース/Eau de Parfum |
| 調香師 | Alberto Morillas |
タイプ:オリエンタルタイプ /キーノート:フローラルノート
- 香りの構成:
- トップノート:ジャスミンサンバック、シクンシ
- ミドルノート:チュベローズ、ジャスミン、イランイラン
- ラストノート:サンダルウッド、イリス、ベンゾイン、太陽ノート、ウッディノート、ムスク
「グッチ ブルーム」シリーズはは、その名の通り、花々が満ち溢れた美しい庭園の豊かな香りを表現しています。ブルーム プロフーモ ディ フィオーリは、まろやかで濃厚なチュベローズを特徴とし幻想的なニュアンスをもたらしながらも、女性らしさを演出してくれます。魔法が花開く夢のような庭園を舞台にした幻想的な香りを創作。
チュベローズの複雑で深みのある香りに、イランイランや太陽ノートなどのあたたかみのある香りが優しく穏やかに演出してくれます。大人の女性にぴったりの香りです。
美意識タイプ:煌(KIRA)タイプ
グッチ フローラ シリーズ
グッチのフローラシリーズは、1966年にハリウッド女優グレース・ケリーのために特別にデザインされた「フローラ・プリント」を起源とするコレクションです。
この花柄は、グレース・ケリーのリクエストによってアーティストがスカーフとして描き下ろしたもので、自由で華やか、そして気品ある女性像を象徴しています。
このフローラ・プリントは、2005年に当時のクリエイティブ・ディレクターであったフリーダ・ジャンニーニによって現代的に再解釈され、フレグランスをはじめ、バッグやファッションアイテムへと展開されました。
フローラシリーズの香りは、多彩な花々をモチーフに、フェミニンでありながらも軽やかで現代的な女性らしさを表現しています。グッチの持つ伝統とロマンティシズムを、最も柔らかく表現したシリーズです。
2021年|Flora Gorgeous Gardenia(フローラ ゴージャス ガーデニア)
| 種類 | レディース/Eau de Parfum |
| 調香師 | Alberto Morillas, Honorine Blanc |
タイプ:フローラルタイプ /キーノート:フルーティノート、グルマンノート
- 香りの構成:
- トップノート:洋梨フラワー、マンダリン、レッドベリー
- ミドルノート:ガーデニア、ジャスミン、フランジパニ
- ラストノート:ブラウンシュガー、パチュリ
2021年に発売されたFlora Gorgeous Gardenia(フローラ ゴージャス ガーデニア)。2012年に発売された作品のリニューアルです。オリジナルのオードトワレをより深みのある香りに仕上げたオードパルファム。
太古から美しさを称えられたガーデニアは、不老不死薬や魔法の薬にも用いられたと言われています。そんな伝説や神秘的な魅力を放つガーデニアにインスパイアされた喜びに満ちあふれた華やかなフローラルの香り。香りは、洋梨のジューシーで親しみやすいフルーティの香り、そしてガーデニアをはじめとするリッチなホワイトフローラルが組み合わさり清潔感を与えてくれます。ベースには、ブラウンシュガーのグルマンの甘い香りが持続性と重厚感を与えてくれます。
美意識タイプ萌(MOE)タイプ
ザ アルケミスト ガーデン シリーズ
〔ザ アルケミスト ガーデン〕シリーズは、錬金術と現代を融合させたグッチのプレステージフレグランスラインである。
錬金術とは、古代エジプトに起源を持ち、中世ヨーロッパに広がった思想・技術体系であり、鉛のような卑金属を金に変え、不老不死の霊薬(エリクサー)を生み出すことを目的としていた。これは単なる魔術ではなく、自然の本質を理解し、物質を別の価値へと変換しようとする知の探究であり、現代化学の礎にもなった。
この世界観を香りに置き換えたのが本シリーズである。調香師は現代の錬金術師として、花や樹脂、木、スパイスといった自然物を、感情や記憶、世界観を喚起する香りへと変容させる。
香りは古代の四大元素 ― Earth(土)、Air(風)、Water(水)、Fire(火)をモチーフとして構成され、香水を単なる装飾ではなく、自然と人間をつなぐ媒体として捉えている。
フィレンツェという、芸術と科学と神秘が分かれる以前の精神を宿す土地で生まれたグッチにとって、錬金術は過去の遺物ではなく、現代に引き継がれる創造の原理なのである。
このシリーズがユニセックスであるのは、人を性別で分類するのではなく、自然の構成要素として捉えているからである。
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